出典:https://www.amazon.co.jp
1989年5月21日発売。1stアルバム『B'z』からおよそ8ヶ月ぶりの2ndアルバムである。
>>>原点はここにある!1stアルバム『B'z』【アルバムレビュー】
前作同様にシングルと同時発売。製作にはおよそ1000時間というまだ新人&無名のアーティストにとっては異例の長時間を費やしている。これは「全曲シングルにできるくらいのクオリティ」を目指した結果、このような長い時間を費やしたことになったという。長時間費やしたかいもあり、初期アルバム3作の中では最も完成度が高く、ファンからも名盤との呼び声が多数。ただ、当時はオリコン週間アルバムチャート35位とあまり振わない結果で終わった。その後1stミニアルバムのヒットによって売上を伸ばし、最終的には60万枚を売上げた。
この記事の概要
- 『OFF THE LOCK』のみんなの評価は?
- 『OFF THE LOCK』とは一体どういうアルバムなのか?
- 『OFF THE LOCK』の全収録曲レビュー一覧
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B'z/2ndアルバム『OFF THE LOCK』
B'z/2ndアルバム『OFF THE LOCK』のみんなの評価は?
ひとこと
初期の大傑作
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B'z/2ndアルバム『OFF THE LOCK』の特色
まだ無名だったくせに(笑)1000時間も製作に費やした2ndアルバム。
タイトルの『OFF THE LOCK』は日本語で"鍵を外せ"という意味。
これは「このアルバムを聴いて、何か自分を変えるきっかけになってくれれば」という想いが込められている。
時間をかけただけに1stアルバム『B'z』から驚くほどのレベルアップを遂げている。
>>>原点はここにある!1stアルバム『B'z』【アルバムレビュー】
もし初期のB'zを聴きたければ、本作を私はオススメする。
完成度がとても高く"名盤"と呼ぶにふさわしいアルバムだ。
キャッチコピーは?
2ndアルバム『OFF THE LOCK』のキャッチコピーは「マインドも進化する。」。前作の恐ろしし程ダサいキャッチコピーから、非常にシンプルなキャッチコピーになっている。
「全曲シングルにできるくらいのクオリティ」を目指して製作されただけに、ほとんどの曲がキャッチー。
また非公式ベストアルバム『Flash Back-B'z Early Special Titles-』では10曲目のインストゥルメンタルを除く全ての曲が収録されていたり、その後再録に選ばれた曲が多かったりと、いかに2ndアルバム収録曲のクオリティーが高いかが分かる。
本作発売後に初めてのライブを開催するのである意味「2ndアルバムからが本格的にB'zが動き始めた」といっても過言ではない。
1stアルバムはあまりにもお粗末だからね・・・
今のB'zではやらないようなポップな曲が多いので新鮮でもある。
色褪せない名曲多数収録なので、ぜひ手に取ってみて欲しい。
名盤だけれど・・・!?
初期の名盤なのだが、メンバーにとってはあまり良くない思い出が多かったらしい。
まず、前述の通り本作は1000時間も製作に費やしている。
にもかかわらずオリコン週間アルバムチャート35位と当時は全く売れなかった。
そのため関係者からは「あんなに時間をかけたのに・・・!(怒)」と叱られたらしい。
松本は後のインタビューで「全曲シングルでいけると思ったのになぜか売れなかった」と発言しているため、自信はあったのだろう。
まあその後の1stミニアルバムのヒットによって本作も売れるので、結果オーライだ笑。
そして、稲葉は本作製作時期が最もツラかったと後にコメントしている。
作詞家としてキャリアを積んでいなかったため、相当歌詞を書くのに苦労したという。
たしかに松本と稲葉は音楽歴に差異があるため、「全曲シングルレベル」という目標は稲葉にとってプレッシャーだっただろう。
ただ、本作のツラい製作経験を通して磨かれた作詞家の腕が、5ヶ月後に発売される1stミニアルバム『BAD COMMUNICATION』で開花し、世間にB'zが知れ渡っていくので良かったと思う。
ひとこと
当時はまだ無名のため、本作の存在自体も世間に知られてなかったから売れなかったんだよねきっと
B'z/2ndアルバム『OFF THE LOCK』の全収録曲レビュー一覧
クリックすると各曲のレビュー記事へととびます。
1.君の中で踊りたい(2ndシングル)
6.夜にふられても
8.OH! GIRL
9.ROSY
10.OFF THE LOCK(インストゥルメンタル)
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まとめ
初期を代表する名盤。
ぜひ本作は「稲葉がかなり苦労していた」ことを頭に入れて聴いてみてほしい。
そうするとより本作を好きになること間違いないし。
もちろん1曲1曲のクオリティーも高いので何度聞いても飽きることが無い。
ひとこと
ポップ曲が多いアルバムなんてもう今のB'zは作らないので新鮮!