出典:http://www.mrchildren.jp
配信限定シングル第三弾。2011年3月11日に発生した東日本大震災を受けて製作された復興ソング。力強く、そして優しく疲れた心に寄り添ってくれる希望の歌だ。
この記事の概要
- 「かぞえうた」のみんなの評価は?
- 「かぞえうた」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/配信限定シングル第三弾「かぞえうた」
そもそも「かぞえうた」って?
Mr.Childrenが2011年4月4日に配信した配信限定シングル第三弾。
「fanfare」に続く配信限定シングルである。
>>>ワンピースの主題歌になったロックソング!「fanfare」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
2011年3月11日に発生した東日本大震災。
この曲は、そんな東日本大震災によって被害に遭われた地域への救援、および復興の資金に充てるために製作された。
そのためなのか、はたまた偶然なのか、ラストの大サビは3分11秒から始まる。
東北に縁のある桜井(母親が山形在住、および別荘保持)と小林武史氏(山形県出身)により発足したap bank Fund for Japanに本作の収益金は寄付された。
ひとこと
この歌聴く度に"あの日"を思い出す
「かぞえうた」のみんなの評価は?
ひとこと
心に響く。。。
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ここからは管理人の「かぞえうた」独自解釈!
あのとき、ミスチルは何をしていたのか?
東日本大震災発生当時、ミスチルは16thアルバム『SENSE』を引っさげたライブツアー「Mr.Children Tour 2011 "SENSE"」を行っていた。
3月12日には大阪で開催される予定であり、被災地である宮城には3月26日・37日、岩手には4月23日・24日に開催される予定だった。
そんな中で発生した未曾有の大災害。
翌日に行われる予定だった大阪でのライブは5月14日・15日に延期。
そして、宮城と岩手のライブは中止となってしまった。
誰もが経験したことのない大災害で、日本中が大混乱だった。
3月14日、桜井はMr.Children公式ホームページにて以下のメッセージを発表した。
「俺ごときが、何を伝えたらいいのか分からない」って
田原がそう言ってた。
「ホントだよね。。。」
僕も同じ。
災害を目の当たりにしている人たちの気持ちを理解したいと思うことすら、
リアリティーのない、能天気な思考に思えて
テレビの前でただ沈黙してしまう。適切な言葉は探せないとしても
言葉が力を持たないとしても、
それでも
ただただあなたを心配しているのだと、
アタフタと ハラハラと
毎日あなたの無事を願っているのだと
そのことを記しておきますね。
そしてそれはきっと日本中みんなが同じだということも。。。何もかも奪われた状況の中。
先の見えない暗闇の中。
それでも心の中に歌があって、
その歌があなたを励ましたり、元気づけたり、
気分転換になったりしてたらいいなぁ。。って
そんなイメージを持つことで
ミュージシャンとしての自分は救われています。とにかく無事でいてください。
僕も気をつけます。
いつかまた一緒に歌える日を願って。
ではまた。
ライブ映像作品『Mr.Children STADIUM TOUR 2011 "SENSE" -in the field-』の最後にもこのメッセージは収録されている。
私はミスチルのメンバーでも何でもないただのファンの一人だけれど、「かぞえうた」を聴く度に「被害に遭われた方々がこの曲を聴いて少しでも前向きになってくれたら」と思うばかりだ。
当時の記憶を後生に残すためにも、この曲は存在しなければならない1曲だと思う。
ひとこと
3.11を忘れないためにも、なくてはならない1曲
【かぞえうた/歌詞解釈①】「かぞえうた」の意味は?
音楽のジャンルに"数え歌"というものがある。
これは文字通り数えることをテーマにした和歌や歌謡である。
有名なのは「どちらにしようかな」で、これは誰もが歌ったことがあるのではないのだろうか。
「かぞえうた」というタイトルはまさに数え歌という音楽ジャンルの名前から引用したもの。
どんなに絶望しても、苦しいことがあっても、希望を数えながら、そして明るい未来を信じながら生きていこう。
そんな力強いメッセージがこの曲に込められているのだ。
ひとこと
明るい未来を信じて
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まとめ
この曲は正直解釈なんて必要ない気がする。
そのくらい良い意味で単純で、すんなりと心に染み渡る。
特にCメロの歌詞が、東日本大震災によって心に傷を負った方たちに優しく寄り添い、そして励ましている歌詞になっていると思うので引用してみた。
僕らは思っていた以上に脆くて小さくて弱い でも風に揺れる稲穂のように柔らかくたくましい そう信じて
この箇所を聴く度に泣きそうになる。
私たちは稲穂のようにしなやかでたくましいはず。
どんな自然災害にだって、私たちは折れることはない。
そんな勇気と希望、そして前向きにさせてくれる1曲だ。
17thアルバム『[(an imitation) blood orange]』
ひとこと
一日も早い復興を祈って
「かぞえうた」の評価
5点満点中5点
「僕らは思っていた以上に脆くて小さくて弱い でも風に揺れる稲穂のように柔らかくたくましい そう信じて」