シンプル"過ぎる"バラード。あまりにもシンプル過ぎて逆に潔い。面白みは全くないけれど、桜井もきっとあえてシンプルにしたと思うので、シンプルさを楽しむための1曲だ。
この記事の概要
- 「常套句」のみんなの評価は?
- 「常套句」とは一体どういう曲なのか?
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17thアルバム『[(an imitation) blood orange]』の4曲目「常套句」
そもそも「常套句」って?
Mr.Childrenが2012年11月28日に発売した17thアルバム『[(an imitation) blood orange]』に収録されている。
超シンプルなピアノバラード。
ライブツアー『MR.CHILDREN TOUR POPSAURUS 2012』で製作途中ながらも未発表曲として披露された。
LIVE Blu-ray Mr.Children TOUR POPSAURUS 2012
この初披露を聴いたとき、私はこれはシングルにはならないだろうなぁと思った。
そして案の定アルバム収録曲だった。
ただ、意外にもこの曲はPVが製作されたり、さらにはドラマの主題歌に抜擢されるなど、なぜか目立った活躍をした。
(なんでこんな曲が・・・)
そもそも、ドラマ主題歌なんて配信限定シングル第四弾「hypnosis」が2012年7月から9月まで「トッカン -特別国税徴収官-」を担当した。
>>>なぜかジャケット写真がないシングル!?「hypnosis」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
そして、この曲が主題歌を担当したドラマ「遅咲きのヒマワリ〜ボクの人生、リニューアル〜」は2012年10月から12月まで放映。
つまり、ドラマ主題歌を連続で担当したのだ。
これはかなりすごい・・・。
国民的バンドだからこそできることだと思う。
ひとこと
シンプル"過ぎる"バラードなのに、なぜか活躍してた
「常套句」のみんなの評価は?
ひとこと
ひねりがないという美しさ
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ここからは管理人の「常套句」独自解釈!
【常套句/歌詞解釈①】「常套句」の意味は?
あまりにもシンプルなラブソングなので解釈の必要がないとさえ思えてしまう(^_^;)。
タイトルの「常套句」とは"決まり文句"という意味。
これはけっこう自虐的で、この曲自体がまさに常套句のようにちまたに溢れた決まり切ったラブソングだということを指しているのだ。
また、うがった見方をすれば、ピアノが目立ったつまらない曲がミスチルにとっての常套句(曲)になっているという超自虐的意味かも・・・(笑)。
そういった点では22ndシングル「君が好き」に似ているかもしれない。
>>>ほろ苦くてシンプルなラブソング「君が好き」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
ひとこと
「常套句」というタイトルは本当に秀逸
【常套句/歌詞解釈②】個人的には、あまり印象の良くない1曲(^_^;)
なんのひねりもないシンプルで飾らない1曲だけれど、何年も音楽活動を続けてきた人たちが製作したということを考慮すると潔いし勇気のあることだと思う。
ただ、私は正直この曲は全然好きじゃない。
やっぱり小林武史の存在が邪魔としか思えなし、この手のバラードは34thシングル「祈り 〜涙の軌道」でもう十分お腹いっぱいなので聴く気になれない。
>>>"あの曲"の二番煎じ。。。!?「祈り 〜涙の軌道」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
まぁ別にシングル曲でもなく、あくまでアルバム収録曲なので嫌なら飛ばせよ!と言われたらそれまでだが、こういう曲をバンバン立て続けに発表されるとさすがにキツい・・・。
収録アルバム『[(an imitation) blood orange]』が当時ファンから不評だった理由もこの手のピアノソングが多すぎだったからであるはず。
そんなこんなで、私にとってこの曲はあまり印象の良くないものだった(^_^;)。
ひとこと
この手のバラードはもうお腹いっぱいなんだよなぁ。。。
【常套句/歌詞解釈③】愛情が強いからこそ
君を愛してる、そんな単純明快な想いを主人公は抱えている。
ただ、愛情というのは良いものだけだとは限らない。
時として、悲しみや寂しさを生んでしまうことがあるのだ。
まさに、主人公も悲しみや寂しさを感じている。
1番の冒頭の歌詞を引用したので見てほしい。
君が思うよりも 僕は不安で寂しくて 今日も明日もただ精一杯この想いにしがみ付く
"君"への愛情が強いからこそ、主人公は不安だし寂しい。
サビで"君に会いたい"というフレーズが繰り返し登場するので、主人公と"君"は離ればなれにある。
近くにいないから、「何をしてるのかなぁ・・・」という不安や独りの寂しさが主人公を襲うのだ。
ひとこと
愛情が強いと、その分苦しみも増える。。。
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まとめ
ちなみに2番の歌詞はイチャイチャしている二人の様子が描かれている。
なんで桜井はいまだにこんなにも初々しい歌詞をかけるのだろうか。
正直、2番の歌詞(特にAメロ)は本当に聴いてて恥ずかしくなる(笑)。
というか、この曲のほとんどの歌詞は中学生が書いたと言われても不思議ではないと思う。
17thアルバム『[(an imitation) blood orange]』
ひとこと
"シンプル"を追求した1曲だ
「常套句」の評価
5点満点中3点
個人的には、可も無く不可も無く