コンセプトアルバムである収録アルバム『FRIENDS』における「葛藤」の役割を担っている1曲。「葛藤」がテーマになっているだけあってか、どことなく殺伐とした雰囲気を感じる。また、ファンからの人気が高く、『FRIENDS』の中では「いつかのメリークリスマス」の次に知名度がある。
この記事の概要
- 「恋じゃなくなる日」のみんなの評価は?
- 「恋じゃなくなる日」とは一体どういう曲なのか?
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B'z/4thミニアルバム収録曲「恋じゃなくなる日」
そもそも「恋じゃなくなる日」って?
B'zが1992年12月9日に発売した4thミニアルバム『FRIENDS』の収録曲。
『FRIENDS』は全曲通して1つの物語になるというコンセプトアルバムである。そのため、『FRIENDS』において「恋じゃなくなる日」は"SCENE3"と表記されており、物語上の「葛藤」という役割を担っている。
この曲、ファンからの人気が結構高く、2008年に発売されたベストアルバム『B'z The Best "ULTRA Treasure"』のファン投票で10位にランクインして収録されている。
また、ライブでの演奏が少ないため、2014年にファンクラブ会報で行われた「まだ自身は聴いたことがないけれど、いつかLIVE-GYMで聴きたいと夢見ている曲」のアンケートで3位、2017年に行われた同会報の「LIVE-GYMで聴きたいB'zナンバー」のアンケートでも3位を記録している。
このように、さすがに同収録アルバムの「いつかのメリークリスマス」ほどではないけれど、人気がある1曲なのだ。
>>>聴き手に謎を残す有名クリスマスソング!?「いつかのメリークリスマス」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
たしかにインパクトがあり、キャッチーなので耳に残りやすい。
でも、個人的にはあまり好きではない(^_^;)。
なんかイントロからして歌謡曲チックで、すごく癖が強いので、どうも受け付けられない。
ひとこと
なんでこんな人気あるんだろうこの曲・・・
「恋じゃなくなる日」のみんなの評価は?
ひとこと
キャッチーだけど、個人的にはどうも好きになれないなぁ
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ここからは管理人の「恋じゃなくなる日」独自解釈!
【恋じゃなくなる日/歌詞解釈①】復縁したけれど、別れの足音が近づいている
『FRIENDS』における「葛藤」の役割を担っている1曲。
つまり同収録アルバムの「僕の罪」で再会した"別れたはずの二人"がもう一度付き合い始めた。
>>>"いつかのメリークリスマス"の続編はこの曲だ!「僕の罪」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
そして、もう一度"別れの足音"が近づいていることをこの曲は描いているのだ。
まずは冒頭の歌詞を引用したので見てほしい。
冬の海辺をあてもなく歩いて 二人で貝殻集めて
基本的に『FRIENDS』の舞台は"冬"。
「いつかのメリークリスマス」は"幸せだった過去の冬"を描いていたけれど、この曲で再び主人公に"幸せな冬"(恋人と過ごす冬)が訪れたことが分かるのだ。
>>>聴き手に謎を残す有名クリスマスソング!?「いつかのメリークリスマス」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
でも、「いつかのメリークリスマス」で描かれた"幸せ"とは違う。
昔によく似た日々が続いている ワインを飲みながら踊って 君の部屋のソファーにも座った でも決して昔と同じじゃない
昔とよく似た日々が続いている。
でも、"同じ"ではないのだ。
復縁した二人だけれど、実際は「いつかのメリークリスマス」で描かれた日々が"二人の幸せの頂点"だったということだ。
ひとこと
せっかく復縁したのに・・・
【恋じゃなくなる日/歌詞解釈②】夢を追いかけるか、恋を続けるか
タイトルで分かるように、結局二人は恋愛関係を終了させることになる。
Cメロの歌詞を引用したので見てほしい。
恋という形のために壊れるものがあること 知っているのに会いたくなるのは 恋だから 愛だから それとも(Why needs love?)
なんか難しい歌詞だ。
このまま二人がずるずると恋愛関係を続ければ、"壊れるもの"がある。
"壊れるもの"というのは、おそらく二人がそれぞれ持っている夢のことだと思う。
「僕の罪」で二人は"やりたいことをやる"ために別れたことが明かされている。
引用した歌詞の直後に"僕らが追ってる夢は本当は同じものかもしれないけど"という歌詞が登場する。
夢を追いかけるのか、それとも恋を続けるのか。
究極の二択だ。
主人公が選んだのは果たして・・・。まあタイトルでわかるけれどね(^_^;)
真夜中 舗道で突然その腕を組んできた君はとても綺麗で そのまま僕はじっと空を見上げてる 恋じゃなくなった日の空を
ひとこと
"恋が終わる"じゃなくて、"恋じゃなくなる"という表現にしてることで、恋愛関係じゃないにしても二人の関係性は続いていくことがわかる
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まとめ
ちなみに、収録アルバム『FRIENDS』において、この曲の前に流れる「Love is…」というインストゥルメンタルはこの曲のメロディーを元にしている。
まさに『FRIENDS』に合った冬の寒さと切なさを感じることができる1曲だと思う。
ひとこと
まあ、ベストアルバムに収録されるほどではないとは思うんだけどなぁ・・・