ファンからの人気が高いミディアムバラード。かなり渋くてムーディーなので個人的にはあまり良い印象は受けなかった。ただ、歌詞は深いと思うので聴く価値はある。
この記事の概要
- 「月光」のみんなの評価は?
- 「月光」とは一体どういう曲なのか?
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B'z/6thアルバム収録曲「月光」
そもそも「月光」って?
B'zが1992年10月28日に発売した6thアルバム『RUN』の収録曲。
かなり渋いミディアムバラード。
『RUN』にはこのほかに「紅い陽炎」というミディアムバラードが収録されている。
>>>不倫を描いたロックバラード 「紅い陽炎」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
「月光」は「紅い陽炎」よりもはるかに知名度があり人気曲である。
「紅い陽炎」は「月光」のせいで影が薄くなっている(^_^;)
たしかに完成度の高いバラードではあるけれど、かなり渋すぎるから個人的にはあまり。。。
実際、「B'z LIVE-GYM The Final Pleasure "IT'S SHOWTIME!!"」で聴きたい1曲の投票では2位に選ばれたりとファンからの人気は高いのだ。
「B'z LIVE-GYM The Final Pleasure "IT'S SHOWTIME!!"」以前は「月光」はあまり演奏されていなかった。だからこその2位だったのかもしれない。なにせベストアルバムのファン投票では26位(1998年版)、19位(2008年盤)である。上位とは言えないが、これほど渋い作風で26位・19位はすごい。
タイトルの通り、月夜に聴けば最高の雰囲気になるのでは。
稲葉浩志の父親が一番好きな曲
ちなみに「月光」は稲葉浩志のお父さんがB'zの中で一番好きな1曲でもある。
出典:https://www.youtube.com
なんかのテレビ番組で、芸人の陣内智則が岡山県で街頭インタビューした際に、偶然稲葉のお父さんに遭遇したのである笑。
管理人
偶然というより、仕込みな気がするけど笑
その際に陣内智則が「B'zで一番好きな曲は?」という質問をして、稲葉のお父さんは「月光」と答えたのだ。
「月光」が一番好きって、お父さんかなり渋い笑。
ひとこと
息子の音楽をしっかり聴いているんだなぁ
「月光」のみんなの評価は?
ひとこと
渋いバラードが好きな人はハマる1曲かと。
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ここからは管理人の「月光」独自解釈!
【月光/歌詞解釈①】主人公と女性の関係性は?
この曲は"夜のラブソング"と言っていいだろう。
月夜の出来事を描いた1曲であり、詩的な歌詞が登場する。
ただ、どこか意味深な歌詞も登場するため、人によって解釈がかなり変わってしまう1曲でもある。
まずは冒頭の歌詞を引用したので見てほしい。
眠りにおちてゆくその横顔をむさぼるように見つめ 胸の響き悟られぬよう 蒼く染まる部屋を抜け出した
"蒼く染まる部屋"というのは月光に照らされている状態を指しているのだと思う。幻想的で美しい部屋だ。
この歌詞を見ると、「女性が寝ている間に主人公は、"胸の響き"を悟られたくないから、こっそり寝室から抜け出した」と読み取れる。
なぜ"胸の響き"を悟られたくないのだろうか。
私の解釈は「主人公はパートナーのいる女性と恋をしている」である。
つまり、浮気・不倫である。
でも、おそらく女性側は主人公が自分に恋をしているとは思っていない。
だからこそ、主人公は"胸の響き"(恋心)を悟られないようにしているのだ。
ひとこと
「紅い陽炎」と同じ不倫ソング!?
【月光/歌詞解釈②】はたして"月"は何を表しているのか?
曲の後半になると分かるのだが、"月"を"何か"に例えられている。
次の引用した歌詞を見てほしい。
とぎれた薄い雲が目の前を横切れば 密かにもう大きな決心が 今夜もぼやけてゆく
この歌詞は"目の前"と"決心"を、"月"と置換えることが出来る。
はたして"月"とは何を表しているのだろうか。
私は「恋心を女性に伝える決心」を月に例えているのだと解釈している。
前述したとおり、私の解釈では主人公はパートナー持ちの女性に恋をしてしまった。
もし恋愛に発展してしまったら、それは浮気(不倫)である。
でも、恋心を抑えることは出来そうにない主人公。
"とぎれた薄い雲"というのは、主人公の微かに残っている良心でもある。
つまり、「浮気はしていけない」という想いが微かにあるのだ。
最後の歌詞を引用したので見てほしい。
闇の中から柔らかに月は照らし続ける 少しづつずれながらも手探りで寄り添い歩く心を
いつまでも「恋心を女性に伝える決心」は主人公を誘惑しつづけている。
もし恋心を伝え上手くいければ。。。
ひとこと
深い
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まとめ
渋い、そして深い。
あまり印象に残らない1曲だったけれど、こうして歌詞解釈記事を書いてみると「深い歌詞だなぁ」となんか感心した笑。
ぜひムーディーな雰囲気を味わいたい人は聴いてみるといい。
ひとこと
聴くとしたらやっぱ月夜に聴きたい!