出典:http://www.hmv.co.jp
B'zの記念すべき1stシングル。稲葉の声も今とは全然違く、また松本のギターもあまり聞こえない。そのため「これ誰の曲?」と思われても仕方が無い。
この記事の概要
- 「だからその手を離して」のみんなの評価は?
- 「だからその手を離して」とは一体どういう曲なのか?
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B'z/1stシングル「だからその手を離して」
そもそも「だからその手を離して」って?
B'zが1988年9月21日に発売した記念すべき1stシングル。
9月21日というのはB'zのデビュー日でもあり、1stアルバム『B'z』の発売日でもある。
ちなみに
シングルとアルバム同時発売という形態は3rdシングル「LADY-GO-ROUND」まで続くこととなる。
今でこそ国民的ロックバンドとなったB'zだが、デビューしたては全くの無名だったため本作はオリコン圏外。
80年代ということもあってか、とても古くさく聞こえてしまい聴く気になれない。
おそらくB'zを知らない人にこの曲を聞かせたら「誰の曲?」となるはず。
まさか数年後には大ヒットを連発する大物になるとは誰が予想できただろうか・・・。
ひとこと
B'zだって初めは売れない時代があった!
「だからその手を離して」のみんなの評価は?
ひとこと
伝説の始まり・・・!
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ここからは管理人の「だからその手を離して」独自解釈!
【だからその手を離して/歌詞解釈①】デビュー作だからこそ聴く価値はある
率直に言うと、ダサい・・・。
まあ、もはやこの曲は30年以上も前の曲なので仕方が無い。
当時の松本は「ロック」と「デジタル」の融合を目指していたらしく、この曲ではまさにロックデジタルを体現している。
ただ、ロック性はあまりなく、全体を通してデジタル感が強い。
ペラペラなメロディーはもはや今の時代には受け入れられることはない。
しかしながら、この曲は「あのB’zの1stシングル」だからこそ少なからず需要はある。
やはり大物ミュージシャンのデビュー作を聴きたい人は少なからずいるだろう。
そういった点では、どんなに古くさくてもこの曲を聞く価値は十分にある。
メモ
本作から3rdシングルまでを"初期"とする。初期三部作の中では、本作こそが一番の重要作品だ(デビュー作品だから)。
デビュー作のタイトルを「だからその手を離して」とするセンスは、今でこそ"稲葉節"と言われる稲葉の独特の言葉選びがファンの間で多少知られているが、無名だった当時はかなり挑戦的。
内容もタイトルどおりで「よくデビュー作をこれでokしたな」という感じ。
はっきり言って、こりゃあ売れないよ笑。
ひとこと
トゲトゲなデビュー作!!
【だからその手を離して/歌詞解釈②】稲葉は肉食系女子が嫌い!?
自分に好意を寄せている女性を追っ払いまくる主人公。
受けとりようによっては、この"好意を寄せている女性"というのは"B'zファン"ともとれる。
そう考えると、やっぱりデビュー作には相応しくない笑。
だけれど、この曲から少なからず稲葉の人間性も垣間見れる。
稲葉はあのハンサムな顔なので、おそらく学生時代は少なからずキャーキャー言われていた方なのだろう。
しかし、稲葉はシャイな性格なので、女性にガツガツ来られるのが苦手なのではないだろうか。
そんなガツガツくる女性に対する嫌悪感をこの曲に詰め込んでいる。
次の引用した歌詞を見てほしい。
鼻につくその臭いが遠慮もなしにしつこくつきまとってる
"鼻につくその臭い"(おそらく香水)というフレーズから、肉食系女子を連想せずにはいられない。
この曲が発売されたのは1988年。
まさにバブル絶頂期だ。
私はバブルを生きていないので推測ではないが、ディスコなどが流行り"ケバい女"が大量に出現していたと思う。
"ケバい女"は稲葉にとっては苦手な生き物。
この曲はまさにバブル期に制作されたからこその、稲葉の"ケバい女"批判なのではないだろうか。
ひとこと
そう考えると、案外この曲って社会批判ソングかも・・・笑
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まとめ
この曲から伝説が始まったと思うと、非常に感慨深い。
あのB'zの記念すべきデビュー作なので、聴く価値は絶対にある。
ただこの曲自体のクオリティーは今の時代には合わない。
ひとこと
B'zがいなかったら日本の音楽業界ってどうなっていたんだろうか・・・。