出典：http://d.hatena.ne.jp
2008年11月1日配信。『私は貝になりたい』という戦争映画の主題歌になっているため、曲の内容は切なくて悲しい。シングルとしてはインパクトがあまりないけれど、配信限定だから仕方ないかな。
この記事の概要
- 「花の匂い」のみんなの評価は？
- 「花の匂い」とは一体どういう曲なのか？
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ミスチル/配信限定シングル第一弾「花の匂い」
そもそも「花の匂い」って？
Mr.Childrenが2008年11月1日に配信した配信限定シングル第一弾。
正確には10月1日に着うた(30秒程度の長さ)が配信されており、11月1日に着うたフルが配信された。
ミスチルとしては初の配信限定シングルである。
また、収録アルバム『SUPERMARKET FANTASY』が約1ヶ月後に発売されるので、アルバム先行シングルでもある。
>>>"作為的"な聴きやすさ！？15thアルバム『SUPERMARKET FANTASY』【アルバムレビュー】
東宝系映画『私は貝になりたい』の主題歌で、映画に沿った内容になっている。
『私は貝になりたい』は第二次世界大戦によって悲劇に巻き込まれてしまう家族を描いた作品。
過去にも『私は貝になりたい』は映画やドラマになっているため有名な戦争作品だと思う。
私はテレビでこの映画を見たけど、あまりにも悲しい結末で見てられなかった記憶がある。
ちなみに、この曲のPVはタイアップと関連して戦争に巻き込まれた家族を描いたものになっている。
ひとこと
切ない曲だ。。。
「花の匂い」のみんなの評価は？
ひとこと
涙を誘う
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ここからは管理人の「花の匂い」独自解釈！
【花の匂い/歌詞解釈①】"終わり"のイメージが強い1曲
大切な人と死別した主人公を描いた1曲。
戦争映画とタイアップしてるからこその内容になっているので、少し重たい印象を受ける。
バラード調になっているが、あまりキャッチーではないから何回も聴こうと思えない(^_^;)。
そのため、CDで発売していたら売れなかったと思うので配信限定にしたのは正解。
ただ、収録アルバム『SUPERMARKET FANTASY』にはこのような重たいバラードソングが少ないので存在感は強い。
一番最後に収録されてるせいもあってか、やっぱり"終わり"というイメージにあっている1曲だ。
ひとこと
命の"終わり"、そしてアルバムの"終わり"
【花の匂い/歌詞解釈②】「花の匂い」によって、"あなた"の温もりに導かれる。
主人公は終始死別してしまった"あなた"に対する想いが溢れている。
「もうこの世にはいないけれど、別の姿できっと"あなた"は自分に会いに来てくれるはず･･･」そんな切ない想いが主人公の胸を駆け巡るのだ。
タイトルの「花の匂い」とは曲中で1回しか登場しない。
次の引用した歌詞を見てほしい。
花の匂いに導かれて 淡い木漏れ日に手を伸ばしたら その温もりにあなたが手を繋いでいてくれているような気がした
「花の匂い」によって、主人公は"あなた"の温もりを感じることができるのだ。
ひとこと
今は亡き人の温もり
【花の匂い/歌詞解釈③】「花の匂い」とはいかなるものなのか？
Cメロでは「花の匂い」がいかなるものなのかが明かされる。
このCメロの歌詞こそ、この曲の醍醐味でもあり根幹をなすものだと思う。
どんな悲劇に埋もれた場所にでも幸せの種は必ず植わってる こぼれ落ちた涙が如雨露(じょうろ)一杯になったらその種に水を撒こう
「花に匂い」の"花"とは、この歌詞の"幸せの種"から芽吹いた花のことを指している。
つまり、幸せの花だ。
大切な"あなた"を失い、主人公はまさに悲劇の渦中にいる。
しかし、悲劇には幸せが付きもの。
涙が枯れるくらい泣いたのなら前を向いて生きていけばいい。
そうすればきっと幸せは訪れる。
ひとこと
ちゃんとポジティブなメッセージが含まれているから救いようがある
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まとめ
記念すべき配信限定シングル第一弾。
まさか、この後からミスチルはCDシングルよりも配信限定シングルが多くなってしまうことは当時誰も予想していなかっただろう。
インパクトこそないけれど、胸に染み渡る感動ソングだ。
ベストアルバム『Mr.Children 2005-2010 〈macro〉』
ひとこと
これがアルバム先行シングルって。。。
「花の匂い」の評価
５点満点中３点
涙を誘うバラード