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『四次元 Four Dimensions』の1曲目に収録されている「ヨーイドン」。子どもに対しての1曲らしいけれど、大人の方が心に染みる内容。曲調もキャッチーなので、『四次元 Four Dimensions』の中では「未来」と同等(またはそれ以上)に耳になじみやすい。
>>>人生を"ヒッチハイク"で例えた名曲「未来」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
ただ、こんな良い曲なのにアルバムにことごとくスルーされ続けるという不遇な扱いを受けているのが残念。。。
この記事の概要
- 「ヨーイドン」のみんなの評価は?
- 「ヨーイドン」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/27thシングル『四次元 Four Dimensions』の4曲目「ヨーイドン」
ミニアルバム的作品の27thシングル!
2005年6月29日発売。
"27thシングル"という位置づけではあるが、タイトルが『四次元 Four Dimensions』となっており、ミニアルバム的作品である。
収録曲の4曲すべてがタイアップ付きでA面扱い。
ミニアルバムのようなものなので、初動売上は15thシングル「終わりなき旅」以来7年ぶりに50万枚を突破。
>>>活動再開後初のシングルだった名曲「終わりなき旅」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
累計売上は92万枚と、2000年代以降のミスチルのシングルで最高売上を記録している。
そもそも「ヨーイドン」って?
「ヨーイドン」は『四次元 Four Dimensions』において4曲目に収録されている。
子供向け番組「ポンキッキーズ」のエンディングテーマになったこの曲。
そのため、曲調も歌詞も可愛らしくなっている。
特に曲調に関しては1stシングル「君がいた夏」にほんとそっくり。
>>>子ども同士の淡い恋を描いた「君がいた夏」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
キャッチーなので耳になじみやすい1曲になっている。
また、歌詞は子供目線になっているのだが、大人でも(逆に大人の方が)共感できてしまうという不思議。
ミスチルの作品史上、最も不遇な扱いを受けている!?
この曲はおそらくミスチルの作品史上最も不遇な扱いを受けてる1曲と言っても過言ではない。
なぜならば、A面にもかかわらずアルバムに収録されていないからだ。
12ndアルバム『I ♥ U』では『四次元 Four Dimensions』の他3曲は収録されたのに、なぜかこの曲だけは未収録。
たしかに純文学的な『I ♥ U』の世界観には合わないかもしれないが。
またベストアルバムにもスルーされた。
A面なんだよねこの曲?
2018年時点でこの曲を聴くには27thシングルを買うしかない。
シングルとしては久しぶりのインストゥルメンタル
ちなみに、『四次元 Four Dimensions』の5曲目にこの曲のインストゥルメンタルが収録されている。
シングル曲のインストゥルメンタルが収録されたのは10thシングル「名もなき詩」以来およそ10年ぶり。
>>>"シンプルさ"が心地よい名曲「名もなき詩」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
これは日本のオリコンは5曲以上のものをアルバムとしているため、『四次元 Four Dimensions』をアルバム扱いさせるためである。
なんでよりによってこの曲のインストゥルメンタルを収録したのだろう。
ひとこと
普通に名曲だから、ぜひアルバムに収録して欲しかったのだが。。。
「ヨーイドン」のみんなの評価は?
ひとこと
キャッチーで親しみやすい
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ここからは管理人の「ヨーイドン」独自解釈!
【ヨーイドン/歌詞解釈①】未来は予測できない!
まずは次の引用した歌詞をみてほしい。
偉い教授も専門家も分かってないよなぁ 数字やデータで未来はつくれない
かわいらしい曲調に対して、けっこう辛辣な歌詞でもある(笑)。
未来は予測できない、それはまるで子供がどんな大人になるか分からないように。
数字やデータだけで未来が創ることができるのなら、誰だって良い大人になっているはず。
そんな力強いメッセージがこの曲に込められているのだ。
ひとこと
予測できないから面白いのかも
【ヨーイドン/歌詞解釈②】みんな、あっという間に大人になる。
最後に桜井がおそらくこの曲で最も伝えたかった箇所を引用したい。
子供向け番組のエンディングテーマであり、たくさんの子供が聴くという前提で見てほしい。
ヨーイドンの合図待たずして僕ら大人になっていくよ どこに向かっているのかなんて分かんない でも飛び出していくよ
時が経つのは早い。
特に子供という立場で生きていけるのはたったの数年。
ヨーイドン!なんて合図もなく、いつの間にか誰もが大人になっていくのだ。
たった数年で消え去ってしまう"子供の時期"をとことん楽しんで欲しいというメッセージが込められた歌詞なのである。
ひとこと
大人になるのはほんとあっという間
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まとめ
子どもがこの曲を聴いたらどう思うのだろうか。
桜井がこの曲に込めた「子どもという立場はあっという間」というメッセージは、"子ども"を卒業した大人の方が心に染みる。
戻れないあの頃、忘れられない日々。
この曲はどこか懐かしい日々をノスタルジーに浸りながら思い出すことができる1曲でもあるのだ。
「ヨーイドン」の評価
5点満点中5点
こんな良い曲をアルバムに収録しないのがすごい