ブラスの効いたド派手なロックソング。結構キャッチーだし演奏時間も短いので、飽きずに気軽に聴ける。ジャーナリズムを皮肉を歌っているが、現代においては"炎上商法"に対する皮肉とも解釈できる。そのため、現代にこそ聴いてほしい1曲だ。
この記事の概要
- 「敵がいなけりゃ」のみんなの評価は?
- 「敵がいなけりゃ」とは一体どういう曲なのか?
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B'z/8thアルバム収録曲「敵がいなけりゃ」
そもそも「敵がいなけりゃ」って?
B'zが1995年11月22日に発売した8thアルバム『LOOSE』の収録曲。
ジャーナリズムへの皮肉を超痛烈に歌ったロックソング。
ブラスが効いているので派手なサウンドになっている。
17thシングル「love me, I love you」の曲調にかなり近い。そのため、「love me, I love you」が好きな人は「敵がいなけりゃ」も好きになるかも。
"敵機発見!砲撃用意!"というかけ声も、全体的なテンポもどこか軍隊チック。
でも、結構キャッチーな曲調なので耳に馴染みやすい。
15thシングル「MOTEL」と同じ時期に製作された
出典:https://www.amazon.co.jp
「敵がいなけりゃ」は15thシングル「MOTEL」(1994年11月21日発売)と同じ時期に製作されている。そのため、収録アルバムの中では唯一、当時はまだ存続していた音楽製作集団"B+U+M"にて製作された1曲でもあるのだ。
ひとこと
歌詞がかなり痛烈笑
「敵がいなけりゃ」のみんなの評価は?
ひとこと
演奏時間が3分15秒と短いので気軽に聴ける
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ここからは管理人の「敵がいなけりゃ」独自解釈!
【敵がいなけりゃ/歌詞解釈①】"炎上商法"を皮肉る!
ジャーナリズムを皮肉った1曲。
"ジャーナリズム"とは、新聞・雑誌・放送などで、時事問題の報道・解説・批評などを行う活動。また、その事業。
タイトルの「敵がいなけりゃ」とはまさに現代で言う"炎上商法"のことを表している。
つまり、火に油を注ぐような情報を発信することでお金を稼いでいるジャーナリストをターゲットにしている笑。
というか、もはや誰でも情報を発信できる現代において、この曲は誰にでも当てはまることだと思う。
ブログをしている私も、この曲の皮肉の対象だ…(^_^;)
まずは冒頭の歌詞を引用したので見てほしい。
怒りまくらにゃ居る意味がない 責めて責めないと拍手をいただけない 反骨精神が俺の売りだぜ プロは違うぜ 体制に背けたように見せて稼いでる
反骨精神を売りにしている。
「俺の意思は曲げないぜ!」と見せかけている。
本当はただお金を稼ぎたいだけ。
かなり痛烈だ笑。
ひとこと
Youtuberのシバターとかにこの曲を聴かせたいわ笑
【敵がいなけりゃ/歌詞解釈②】炎上商法が中毒になってしまった銭ゲバ
サビの歌詞を引用したので見てほしい。
でもね 敵がいなけりゃ 手もふるえる
この歌詞はもはや炎上商法が中毒になっている様子を表している。
どんなに嫌われて、敵が増えても、金になる。
金になるなら、やめることはできない。
最後の歌詞を引用したので見てほしい。
何も持ってないのはつらいこと だからお願い 俺のカタキになってよ(Uh 誰でもいい)
敵がいるよりもつらいことは"何も持っていないこと"。
"俺のカタキ(敵)になってよ"という願いはもうひねくれてるというか、炎上商法に身をなげうった銭ゲバのどうしよもない願いだ笑。
ひとこと
"俺のカタキになってよ"って、どうしようもないな(^_^;)
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まとめ
この曲は、炎上商法がはびこる現代にこそ聴きたい1曲だと思う。
誰もが情報発信者となれる時代。
つまり、誰もが炎上商法することができるのだ。
収録アルバム発売当時(1995年)では、ただのジャーナリズム批判ソングだったが、時が経って炎上商法批判ソングに解釈することが可能になった。
音楽というのは、古びていくものもあれば、新たな解釈が生まれるものもある。
ぜひ、現代だからこそ「敵がいなけりゃ」を聴いてみてほしい。
ひとこと
20年以上の時を超えて、この曲は"痛烈さ"を増した