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2ndシングル『KI』の収録曲。前曲「AKATSUKI Version S.S.S」(インストゥルメンタル)から曲間なく始まるバラード調の1曲。「I'm on fire」は直訳すると日本語で私は燃えているという意味。燃えているという表現から興奮するや怒っているという意味にもなる。そのため、この曲のタイトルは私は興奮しているという意味だと私は解釈する。
この記事の概要
- 「I'm on fire」のみんなの評価は?
- 「I'm on fire」とは一体どういう曲なのか?
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稲葉浩志ソロ2ndシングル『KI』の4曲目「I'm on fire」
そもそも「I'm on fire」って?
稲葉浩志がソロ名義で発売した二枚目のシングル「KI」の4曲目に収録されている。
稲葉曰く「“I'm on fire”というフレーズでバラードというか、静かな曲をやりたかった」とのこと。
主人公が心の奥で静かに燃えているというイメージの1曲で、Cメロでは曲調が急に激しいロック調になる。
それが主人公の静かな興奮が爆発した様子をあらわしている。
ひとこと
静かに燃える。。。
「I'm on fire」のみんなの評価は?
ひとこと
美しいバラードだ
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ここからは管理人の「I'm on fire」独自解釈!
【I'm on fire/歌詞解釈①】空をただようという想像で、気持ちを抑えるが・・・
この曲は別れた恋人のことを思い出し、タイトルのとおり訳もわからず(静かに)興奮している主人公を描いた1曲である。
1番の歌詞では別れた恋人との想い出がよみがえっている主人公の様子が描かれている。
幻想的な表現が多数登場するので解釈が難しいけれど、曲調とあいまって不思議な感覚を楽しめるはずだ。
まず次の引用した歌詞を見てほしい。
光を弾いて敷き詰めた雲は魚の群れのよう 目を閉じ ざわめく気持ち鎮め空をただよう
空をただよっている主人公。
しかし当然ながらこれは比喩表現。
"ざわめく気持ち"というのは別れてしまった恋人に対する後悔の念。
そんな気持ちを抑えるために、主人公は"空をただよう"という想像をしているのだ。
しかし、空をただようイメージをしても、"敷き詰めた雲"が障害として出現する。
はたしてこの雲は何を意味しているのだろうか。
これは直後の歌詞で明らかになる。
その歌詞がこちら。
まぶしい 記憶の波が押し寄せて
この歌詞の"まぶしい"が、先ほど引用した歌詞の"光を弾いて"と対応している。
つまり、"敷き詰めた雲"というのは別れた恋人との想い出(記憶)なのである。
別れてしまったという後悔の念をどんなに抑えようとも、恋人との想い出はまるで"魚の群れ"のように多く、そして波のように押し寄せくるのだ。
ひとこと
かなり後悔してる。。。
【I'm on fire/歌詞解釈②】思い出したくないけれど、波のように押し寄せる記憶
2番の歌詞では別れた恋人との具体的な想い出を描いている。
余談だが、嫌なことを思い出しそうになると、「思い出すな!」と自分を抑えても、本当に波のように押し寄せてくるという経験がある。
まさに主人公もその状態と同じで、2番からどんどん恋人との想い出が押し寄せているのだ(^_^;)。
次の引用した歌詞を見てほしい。
夕暮れの潮風を受けながら周り続ける観覧車 ネオンサイン 道行く人たちを平等に照らす
この歌詞の描写は別れた恋人との想い出のワンシーン。
夕暮れの観覧車に乗り、繁華街を手を繋ぎながら歩き・・・そんなラブラブなデートをしていたのだろう。
しかし楽しかった想い出はもう遠い過去の中。
きっと思い出せば思い出すほど現状に不満がわいてくる。
主人公はまさに「I'm on fire」状態。
不快で妙な興奮が身体を包むのであった・・・。
また、2番のサビの歌詞の一部を引用したので見てほしい。
どうしようもない敗北の甘い予感 もはやとめられない嵐
楽しい想い出たちが、独り身の寂しい現状を打ち負かす。
そんな状況はまさに"嵐"のように止めることはできない。
ただ、"甘い予感"という表現は主人公の「やっぱり別れた恋人以上の存在はいない」と確認できたことに対する喜びをあらわしているのだ。
ひとこと
楽しい想い出はツラい。。。
【I'm on fire/歌詞解釈③】後悔の念が爆発!
Cメロでは曲調が激しくなり、恋人と別れてしまったことに対する後悔の念が爆発する。
次の引用した歌詞を見てほしい。
その手をはなしちゃいけない
別れた恋人との想い出を、まるで映画のように第三者目線で思い出している主人公の悲痛な心の叫びである。
今までは穏やかな曲調だったからこそ、ここの箇所の激しい曲調がよりインパクトのあるものとなっている。
ひとこと
この箇所はかなり衝撃的
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まとめ
最後に想い出なんていらない(!)と言わんばかりの歌詞が登場する。
その歌詞がこちら。
僕たちが今だけを生きられるなら何も恐いものはない・・・
人は"今だけ"を生きることはできない。
戻ることのできない過去(想い出)がいつでも付きまとい、自分自身を悲しくさせる。
これは過去を変えることができないので対策のしようがないのだ。
だからこそ、過去を思い出すことなく"自分次第で変えることができる今"だけを生きていけるならば恐いものはないのだ。
シンプルなメッセージだが非常に胸に突き刺さる。
まるで聴き手も「I'm on fire」状態のようにメラメラとした炎が心に燃える、そんな1曲である。
ひとこと
燃えるぜ