まあまあキャッチーだけれど、なぜか印象に残らない。内容も特定の状況を描いているため、あまり感情移入もできない。
この記事の概要
- 「声」のみんなの評価は?
- 「声」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/15thアルバム『SUPERMARKET FANTASY』の4曲目「声」
そもそも「声」って?
Mr.Childrenが2008年12月10日に発売した15thアルバム『SUPERMARKET FANTASY』に収録されている。
わりかしキャッチーで聴きやすいけれど、あまり印象に残らない佳作。
前曲「エソラ」があまりにもきらびやかさでポップだったからこの曲がより地味に聞こえてしまう。
>>>"音楽の素晴らしさ"を訴えかけるポップソング!「エソラ」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
33rdシングル「HANABI」が主題歌だったフジテレビ系ドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』の新春スペシャルでこの曲は挿入歌として使用された。
>>>10年以上も現役で活躍するヒット曲「HANABI」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
また、続編『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 2nd season』の最終回でも挿入歌として使用。
ドラマのスタッフはこの曲がお気に入りだったのかもしれない。
ひとこと
「エソラ」の後だと印象に残りづらいなぁ。。。
「声」のみんなの評価は?
ひとこと
好き嫌いがはっきりわかれそうな1曲
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ここからは管理人の「声」独自解釈!
【声/歌詞解釈①】過去を毛嫌いしている主人公
この曲の特徴はほとんどの語尾が"~だった"と過去形になっているという点だ。
さらに、そのどれもが否定的でネガティブな内容になっている。
つまり、主人公は過去を毛嫌いしている。
はたして主人公の過去には一体何があったのだろうか。
結論から言うと、この曲は"音楽仲間とのすれ違い"を描いている。
まるでバンドメンバーが方向性の違いによっていがみ合っているかのようだ。
そのため、この曲に登場する"君"は主人公の音楽仲間だった(現在は絶縁中)ということを頭に入れて聴くと内容がわかりやすくなるはず。
ひとこと
バンド組んでる人は感情移入できるかも
【声/歌詞解釈②】あの頃抑えていた感情を、放出
まずは1番の冒頭の歌詞を引用したので見てほしい。
リズムなんどうでもよかった 喉まで上がったもやもやがあった 大声で叫びそうになった
メロディーなんかでは乗せられないくらいの感情が主人公にはあった。
その感情が「声」として放出されようとしている。
でも、"叫びそうになった"とあるように主人公は感情を「声」に出していかった。
抑えたのだ。
きっと、音楽仲間であった"君"と激しい喧嘩になってしまったのだろう。
サビではまさに「声」を体現するかのように"イエーーーー"と叫ぶ。
歌詞のないサビなんて新鮮だ(笑)。
あの頃放出することを抑えてた感情を、現在になって放出したのだ。
ひとこと
このサビは結構賛否両論。。。
【声/歌詞解釈③】2番の歌詞では音楽用語が登場
2番の歌詞では"ファルセット"や"ハモリ"など音楽用語が複数登場する。
しかし、主人公はそれらを嫌っていたのだ。
これが"君"との仲が悪くなった原因なのかもしれない。
"君"は主人公に対してファルセットなどをしてほしかったけど、主人公は嫌がった…。
嫌がった理由は明かされない。
まぁ、音楽の方向性の違いによるものだと思う。
ひとこと
桜井の実体験なのか。。。?
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まとめ
ラストでは絶縁状態の"君"に向けたメッセージを送る。
次の引用した歌詞を見てほしい。
別に巧くなくていい 声が枯れたっていい 受け取めてくれる誰かがその声を待っている
もはや、よりを戻すことはできないし、もう逢うことはないかもしれない。
だけれども、やっぱり主人公は絶縁してしまったことを後悔しているに違いない。
主人公の「声」は、後悔が詰まった悲しみあふれる音となって放出されていったのだった。
ひとこと
絶縁はよくない(^_^;)
「声」の評価
5点満点中2点
個人的にはあまり好きではない