ポップで聴きやすい1曲。でも、歌詞の癖が強くて好き嫌いがはっきりわかれそう。結構ぶっ飛んだ歌詞になっており、聴いていると楽しくなってくる笑。恋愛関係における"秘密"をテーマにしているという点では、46thシングル「イチブトゼンブ」に似ている。
この記事の概要
- 「ヒミツなふたり」のみんなの評価は?
- 「ヒミツなふたり」とは一体どういう曲なのか?
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B'z/7thアルバム(DISC 1)収録曲「ヒミツなふたり」
そもそも「ヒミツなふたり」って?
B'zが1994年3月2日に発売した7thアルバム『The 7th Blues』の収録曲。
「MY SAD LOVE」と同じ系統のポップソング。
>>>まだ元彼のことが好きなの?「MY SAD LOVE」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
正直、この曲は「MY SAD LOVE」よりもとっつきづらい(^_^;)。
でも、『The 7th Blues』の数少ないポップソングの一つなので、個人的には好きな1曲。
メロディーは普通のポップだけれど、歌詞の癖がすごい笑。
遊び心が過ぎているというか、何というか。
例えば、八代亜紀の「舟唄」の歌詞(女は無口なひとがいい)を引用したり、主人公が自分のことをかっこいいと言っちゃったり、天井裏に"アレ"を隠したりと、全体的にぶっ飛んだ歌詞になっている笑。
ちなみに、引用した「舟唄」の歌詞は、曲中では以下に改変している。
男は無口なほうがいい
元は"女"だけれど、この曲は"男"になっている。
歌詞のぶっ飛び具合についていけない人が少なくないはず。
でも、男女間における"ミステリアス"に焦点を当てた内容は案外共感できる人が多いと思う。
特に、稲葉浩志自身が私たち一般人からしてみると、私生活が謎に包まれているミステリアスな存在。
さらに言えば、テレビ出演している様子を見ているとわかると思うが、おとなしくて、どちらかというと無口な男。
そんな彼が歌うからこそ、この曲は成り立っているのだと思う。
ひとこと
意外と内容は共感できると思う!
「ヒミツなふたり」のみんなの評価は?
ひとこと
やっぱこの曲は歌詞が面白い笑
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ここからは管理人の「ヒミツなふたり」独自解釈!
【ヒミツなふたり/歌詞解釈①】ミステリアスさが消えてしまった。
お互いの"ミステリアスさ"に魅かれた二人。
しかし、時が経つにつれて、"ミステリアスさ"は消え失せ、お互いの色々なことを知ってしまう。
興味津々だった相手のことが、いつしか「全て知り尽くしてしまった」と思ってしまう。
そんな倦怠期をむかえたカップルの葛藤をコミカルに描いた1曲である。
冒頭の歌詞を引用したので見てほしい。
とびきりフレッシュな仲だといつも言いふらしてるのに なんでなの増えていくのは おまえのアクビよ
出会ったころの新鮮な二人の仲だと主人公は思っているのに、恋人は退屈な様子。
なぜ退屈な様子なのか。
それは直後の歌詞で明らかになる。
謎めいたところに魅かれる性分ゆえに 知ってしまったとたんに飽きるんだとさ
恋人は、主人公の謎めいたところに魅かれたらしい。
しかし、もはや主人公の全てを知ってしまった気でいる恋人。
魅かれたはずのミステリアスさは消えてしまったのだ。
ひとこと
全てを知った気でいる恋人
【ヒミツなふたり/歌詞解釈②】秘密は秘密のままで!
2番の冒頭の歌詞を引用したので見てほしい。
ミステリアスを貪りあい もうお腹いっぱいかもね 以心伝心と背中合わせだぜ 退屈な関係は
"ミステリアス"を貪り尽くしてしまった二人。
お互いを知り尽くしてしまえば、言葉がなくても伝わる、いわば以心伝心な関係になることができる。
しかし、ヒミツのない関係は、結局退屈な関係にすぎない。
ただ、恋人である以上、相手の全てを知りたくなってしまう。
お勉強励めば 相手も知りたがる
2番のサビで、主人公は天井裏に"アレ"を隠そうとする笑。
これは「自分のヒミツをさらけ出さない」ことの比喩だと思う。
ある程度ヒミツはあった方が良いのだと主人公は訴えており、ラストには以下の宣言をする。
まだまだあるぜ オレはヒミツだらけ
ひとこと
結構メッセージ性がある
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まとめ
歌詞はぶっ飛んでるけれど、「お互いの秘密は秘密のままがいい」というメッセージは共感する人が多いはず。
2009年に発売された46thシングル「イチブトゼンブ」の内容に非常に似ていると私は思う。
「イチブトゼンブ」の場合は、主人公は恋人の全てを知ろうとするけれど、結局一部しか知ることは出来ないという内容。そういった点で、「ヒミツなふたり」と「イチブトゼンブ」は、捉え方の違いはあれど、恋愛関係における"ヒミツ"をテーマにしている。
ポップで聴きやすいけれど、歌詞の癖が強くて個性的な1曲だ。
ひとこと
遊び心があって良い!