6thアルバムの中では唯一の社会風刺ソング。疾走感溢れるメロディーに乗せて歌われる、若者の話し言葉で書かれた歌詞がコミカルで面白い。社会風刺ソングならではの説教臭さを感じさせなので、個人的には好きな1曲だ。
この記事の概要
- 「Out Of Control」のみんなの評価は?
- 「Out Of Control」とは一体どういう曲なのか?
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B'z/6thアルバム収録曲「Out Of Control」
そもそも「Out Of Control」って?
B'zが1992年10月28日に発売した6thアルバム『RUN』の収録曲。
B'zとしては初めての直接的な社会風刺ソングだ。
メモ
4thアルバム収録の「HOT FASHION -流行過多-」も社会風刺ソングと見なすことも出来るが、流石にこの曲ほど直接的ではない。
社会風刺ソングだからと言って堅苦しいわけではなく、コミカルな歌詞になっているため面白みのある1曲に仕上がっている。
この曲に関して稲葉は「長髪のお兄ちゃんのボヤキ」とコメントしている。
タイトルの通り制御不能なくらい、メロディーに疾走感ある。
あまり知名度もないし人気もないけれど、個人的には好きな1曲だ。
収録アルバム『RUN』の中でこの曲だけ音質が悪い気がするのだが。。。(私だけ?)
ひとこと
歌詞が面白い笑
「Out Of Control」のみんなの評価は?
ひとこと
歌詞は好き嫌いはっきりわかれるだろうなぁ笑
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ここからは管理人の「Out Of Control」独自解釈!
【Out Of Control/歌詞解釈①】社会風刺ソング特有の説教臭さがないのが良い
タイトルの「Out Of Control」とは日本語で"制御不能"を意味している。
つまり社会風刺ソングなので、「この世の中はもはや制御不能なほど暴走してるよ…」というボヤキを表しているのだ。
主人公のボヤキは正直よくわからないことになってくる笑。そのため"制御不能"というのは主人公自身にも掛かっているのかも…!?
まあ何と言っても歌詞が良い意味でも悪い意味でも凄い笑。
主人公の主な攻撃対象は"週刊誌"。
でも、そこからどんどん主人公の女性観や法律の有無、さらには税金問題に派生していく笑。
もう何でもありだ笑。
ただ、何でもありな社会風刺ソングであっても、歌詞が若者の話し言葉みたいになっているのがコミカルで面白いし説教臭さがなくなってて良い。
例えば次の引用した歌詞を見てほしい。
言論の自由とか 出版の自由とか逆手にとってやりたいことやりやがって おかげでこっちはデートしにくいし 彼女の家にも行けないし 仕事にさしつかえるだろうが・・・ったく
他人のプライバシーにも土足で踏み込む"週刊誌"。
”言論の自由”などといった堅い言葉で批判するけれど、結局それは世間のためでもなく、あくまで自分のためだけなのだ笑。
ひとこと
社会風刺ソングの説教臭さがないから気軽に聴ける
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まとめ
こういう"若者らしさ"溢れる曲はもう作れないと思う。
この後も社会風刺ソングは作られていくけれど、流石にこの曲以上に(良い意味で)ふざけていてるのはない笑。
ただふざけてるとは言っても、サビの最後に"I DON'T LIKE YOU"(お前が嫌いだ!)と歌ったりするなど、徹底的に週刊誌を批判する姿勢は、人気が出て世に知られる存在になっていた稲葉の真剣な想いに違いない。
ひとこと
有名になり名声を手に入れたかわりに、プライバシーを侵害されてしまう。。。