4thアルバム『RISKY』の中では最も耳に残りやすい1曲だと思う。シングルでもおかしくないほどキャッチーでインパクトがある。私はこの曲のためだけに『RISKY』を買った記憶がある笑。
この記事の概要
- 「HOT FASHION -流行過多-」のみんなの評価は?
- 「HOT FASHION -流行過多-」とは一体どういう曲なのか?
スポンサーリンク
B'z/4thアルバム収録曲「HOT FASHION -流行過多-」
そもそも「HOT FASHION -流行過多-」って?
B'zが1990年11月7日に発売した4thアルバム『RISKY』の収録曲。
前曲「GIMME YOUR LOVE -不屈のLOVE DRIVER-」とこの曲こそ"4thアルバムの2大巨頭"だと私は思う。
>>>年上女性に恋した人はこれを聴け!「GIMME YOUR LOVE -不屈のLOVE DRIVER-」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
特にこの曲はキャッチー性、インパクト性、どれをとってもシングル曲レベルだ。
「HOT FASHION -流行過多-」は先行シングルになってたはず!?
4thアルバム『RISKY』の先行シングルは「Easy Come, Easy Go!」「愛しい人よGood Night...」だ。
>>>なぜ当時の関係者からは不評だったのか?「Easy Come, Easy Go!」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
>>>稲葉にネンネされたい人はぜひ!「愛しい人よGood Night...」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
「愛しい人よGood Night...」は元々シングルにする予定はなかったので、"本当"の先行シングルが「Easy Come, Easy Go!」だけとなる。「Easy Come, Easy Go!」は今までのシングルとは一線を画した作風になっており、この理由は「そろそろ目先を変えたものが必要」という松本の考えによるもの。もし、こういう考えがなかったら絶対に「HOT FASHION -流行過多-」が先行シングルに選ばれていたと私は思う。そのくらいシングルらしい1曲なのだ。
タイトルの副題"流行過多"から分かるとおり情報に溢れた現代を憂いた内容になっているので、どことなく考えさせられる。
しかしながら、曲調は疾走感のあるアップテンポなので、悲壮感を全く感じない。
4thシングル「BE THERE」の歌詞と5thシングル「太陽のKomachi Angel」の曲調が合体したような1曲だ。
>>>なぜ名曲なのに8年間アルバム未収録だったの!?「BE THERE」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
>>>最強のインパクトを与える1曲「太陽のKomachi Angel」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
ひとこと
この後のミリオンセラー連発期のシングルにも引けを取らないと思う。
「HOT FASHION -流行過多-」のみんなの評価は?
ひとこと
アルバムの中でもかなり人気
スポンサーリンク
ここからは管理人の「HOT FASHION -流行過多-」独自解釈!
【HOT FASHION -流行過多-/歌詞解釈①】4thシングル「BE THERE」と同様の"流行批判"
タイトルの「HOT FASHION」は日本語で"過熱した流行"という意味だろう。
そして副題"流行過多"の読み方は"りゅうこうかた"で、意味はそのまんま"多すぎる流行"である。
タイトルと副題のどちらにも「流行に対する嫌悪感」が表れている。
つまりこの曲は徹底的に"流行"というものを批判する内容になっている。
ただの批判ではなく、主人公を流行に溺れてしまう人間に設定していることで説教臭さがないのが良い。
こういう内容なので、どうしても4thシングル「BE THERE」を連想してしまう。
>>>なぜ名曲なのに8年間アルバム未収録だったの!?「BE THERE」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
この曲と同様に4thシングル「BE THERE」も流行に対する批判を描いている。
ただ「BE THERE」は主人公は俯瞰的で、なおかつ聴き手へのメッセージ性が強いので、そこらへんが「HOT FASHION -流行過多-」との相違点だ。
ひとこと
当時のB'zは流行に乗っていたので、「いつかは廃れてしまうかもしれない」という不安がこのような"流行批判"の曲に昇華したのかも
【HOT FASHION -流行過多-/歌詞解釈②】主人公も流行に乗ってしまう一人
冒頭の歌詞を引用したので見てほしい。
おぼれそうな溢れる情報の波に飲み込まれ 得意なのは統一された洋服とダンスのステップ
"統一された洋服とダンスのステップ"、これこそまさに"流行"を表したフレーズだ。
沢山の情報に飲み込まれ、結局人々が辿り着くのは"誰もがやってること(流行)"。
この歌詞の直後で"哀しいかな最先端の話題は"とある。
つまり流行に乗ることは"哀しい"のだと主人公は伝えているのだ。
ただ、主人公も流行に乗ってしまう一人。
サビの歌詞を引用したので見てほしい。
DOWN DOWN! Set me free! 僕よあるがまま 将来ムリがたたって消えて亡くなりそう Bye-bye 薄っぺらなセリフを捨てて Something drives me crazy でもどうにもとまらない
"DOWN DOWN!"とはまさにタイトル"HOT FASHION"に対するもの。
"薄っぺらなセリフ"というのは"流行"の比喩なのだろうか。
"Set me free!"(自由にさせて!)と叫ぶも、結局は"Something drives me crazy"(何かが自分を狂わせる)。
情報に溢れた世の中では、もはや自分自身を保つことは難しいのかもしれない。
ひとこと
サビの歌詞は案外悲観的だけど、曲調が曲調なのでノリノリになれる
【HOT FASHION -流行過多-/歌詞解釈③】"流行の作り手"に対する批判も
特に私が感心したのが2番の歌詞。
知性の問われる現代ゆえに 文芸雑誌ちょっと斜め読みのキーワード ちりばめながらの 主題のウワベを語るデートはもう最低
これ、歌詞だけ見ると「なんて社会派なんだ」と感じるはず笑。
実際ノリノリの曲調に乗せているので一切社会性を感じない(良い意味で)。
まさにこの歌詞は"裏で流行を作り出す側への批判"だ。
"斜め読みのキーワード"、つまり読者の潜在意識にすり込ませる情報のこと。
そして、それによってデートの際の話のネタが薄くなってしまう。
流行に乗らされる私たちは操り人形のようなものなのかもしれない・・・。
ひとこと
とことん流行批判
スポンサーリンク
まとめ
4thアルバム『RISKY』を代表する1曲。
ベストアルバムに収録されていないのが不思議なくらいのシングル級の曲だと思う。
"ノリの良い曲調"と"含みがちな歌詞"がミスマッチのようでベストマッチ。
ぜひ一度で良いから聴いてほしい名曲だ。
ひとこと
ほんとに「シングル曲として製作されてたのかな?」と思わせるほどの出来
B'z好き必見
詳しくはこの記事で
※急告! 11月はなんとB'z LIVE-GYMが独占放送!!
放映日 | 番組名 |
10/16(火) | B'z Music Video Collection |
10/23(火) | アンコール放送!B'z 25th Anniversary Special 全米ツアー密着ドキュメント「Only Two」 |
11/24(土) | ★B’z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI- 独占放送★ |