モーニング娘。の代表曲「LOVEマシーン」のジャケットには"ある法則"が隠されていることを、あなたはご存知だろうか。これは通称、"ラブマの法則"と呼ばれており、都市伝説として語りぐさとなっている。また、巷では"ラブマの法則 2巡目"なるものも囁かれているとか…。本記事では、そんな「LOVEマシーン」のジャケットに隠された"ラブマの法則"を分かりやすく解説する。
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そもそもモーニング娘。の「LOVEマシーン」とは?
1999年9月9日に発売したモーニング娘。7thシングル。
当時のモーニング娘。はいわゆる正統派アイドルであり、いまいち人気が出なかった。
そこで、プロデューサーのつんく♂は大きな賭けに出る。
前作「ふるさと」までの作風とは打って変わり、本作よりコミカルなダンスチューン路線へと舵を切ったのだ。
そのため、1stシングルから順に聞いていくと本作で「なんだこれ!?」となる(笑)。
今聞いてもかなり怪作な気もするが、およそ165万枚とモーニング娘。史上最大の売上を記録。
発売日 | タイトル | 累計売上 |
1998.01.28 | モーニングコーヒー | 201,679 |
1998.05.27 | サマーナイトタウン | 418,024 |
1998.09.09 | 抱いてHOLD ON ME! | 497,816 |
1999.02.10 | Memory 青春の光 | 411,686 |
1999.05.12 | 真夏の光線 | 235,734 |
1999.07.14 | ふるさと | 171,436 |
1999.09.09 | LOVEマシーン | 1,647,401 |
世紀末の空気感を内包していることは確かで、時代にバッチリはまった作風だったことが結果として大ヒットに繋がった。
「LOVEマシーン」のカップリング曲は、ずばり「21世紀」。世紀末を意識していたことは確かだ。
さらには、ずば抜けた華とスター性を兼ね備えた後藤真希初参加作品ということも大きい。
メモ
「LOVEマシーン」の発売日は1999年9月9日。あえて"9"でゾロ目になっている。9人のモーニング娘。が歌うということで、9に合わせているのだ。しかし、結果として8人のモーニング娘。だった。もともと7人だったので、追加2人のオーディションを行った際「レベルが違いすぎる子がいる」ということで、彼女が単独合格となった。その彼女こそ、後藤真希である。後藤真希はプロデュース側の計画を壊すほどの存在感があったことが分かるエピソードだ。
「LOVEマシーン」の大ヒットにより、いまいち人気が出なかったモーニング娘。が国民的アイドルへと成長していくのだった。
「LOVEマシーン」ジャケットに隠された"ラブマの法則"とは?
モーニング娘。の運命を変えたといっても過言ではない「LOVEマシーン」。
しかし、「LOVEマシーン」はメンバーの"その後"を予言していた。
まずは「LOVEマシーン」のジャケット写真を見てほしい。
出典:https://www.amazon.co.jp
当時のモーニング娘。8人が写っているこのジャケット写真。
実は、
右上から順に卒業している
のだ。
①石黒彩 ・・・2000年1月7日卒業
②市井紗耶香・・・2000年5月21日卒業
③中澤裕子 ・・・2001年4月15日卒業
④後藤真希 ・・・2002年9月23日卒業
⑤保田圭 ・・・2003年5月5日卒業
⑥安倍なつみ・・・2004年1月25日卒業
⑦飯田圭織 ・・・2005年1月30日卒業
⑧矢口真里 ・・・2005年4月14日脱退
矢口真里に関しては、「FRIDAY」で小栗旬との熱愛を報じられたため、"卒業"ではなく"脱退"と表現している。
これこそ「LOVEマシーン」のジャケットに隠された法則、通称"ラブマの法則"である。
"ラブマの法則"は、「トリビアの泉」や「やりすぎコージ」でも紹介され、大きな話題になった。
出典:https://blogs.yahoo.co.jp
ちなみに、"ラブマの法則"に関して、次のように言う人もいるのではないだろうか。
右上から加入日順になっているから、右上から卒業していくのは当然じゃないの?
たしかに、加入日順だったら、加入日が早い人の方が卒業しやすいため、結局卒業順となる。
しかし、「LOVEマシーン」のジャケットは別に加入日順に写ってはいない。
①・・・第一期生(1997年9月14日加入)
②・・・第二期生(1998年5月 3日加入)
③・・・第三期生(1999年8月22日加入)
"ラブマの法則"ははたして偶然なのか、それとも呪いなのか....。
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「LOVEマシーン」ジャケットに隠された"ラブマの法則"、実は2巡目も...!?
本記事を作成するにあたって、「LOVEマシーン」の情報を調べているとき、"あるキーワード"が目にとまった。
2巡目!?!?!?
さっそく"ラブマの法則 2巡目"を調べてみた。
Googleで検索した結果、exciteニュースがヒットした。
タイトルは「モー娘。都市伝説“LOVEマシーンの法則”は2巡目? さくら組・おとめ組の法則?」である。
この記事を見てみたけど、正直、質が低かった…。
つまり、"ラブマの法則 2巡目"とは、
「LOVEマシーン」のジャケットに写ってるメンバーは何かしらトラブルに遭遇している
というものだ。
"2巡目"と書いてるもんだから、てっきり、またジャケット右上の石黒彩からトラブルに遭遇していると思ったけど、そうではないらしい(笑)。
おそらく、注目を引くために"ラブマの法則"という単語を使いたかっただけっぽい。
まあ確かに、トラブルという面だけに注目すると、何かと世間を騒がしていることが多い気もする。
安倍なつみは2007年に人身事故を起こし、矢口真里は2013年に不倫が発覚して活動休止。
さらに、後藤真希も2018年に不倫が発覚した。
ただ流石にこれらは個人の問題で、"ラブマの法則"とは何ら関係はない。
結局、"ラブマの法則 2巡目"というのはexciteニュースの質の低い記事によるこじつけだった。
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まとめ
世紀末に大ヒットを記録した「LOVEマシーン」。
「LOVEマシーン」によって、モーニング娘。の運命は大きく変わった。
もし、「LOVEマシーン」が生まれていなかったら、モーニング娘。は誰の記憶にも残らない売れないアイドルとして終わっていただろう。
そんな記念碑的な作品だからこそ、ジャケットに隠された"ラブマの法則"がより神秘性を秘めているのだと思う。
最後までご覧いただきありがとうございました。