10thシングル「BLOWIN'」の2nd beat(カップリング)。ファンからは名曲扱いされることが多いが、個人的には微妙な1曲である。ただ、横浜を舞台にしているので、横浜に行ったら聴きたくなるかも!?
この記事の概要
- 「TIME」のみんなの評価は?
- 「TIME」とは一体どういう曲なのか?
スポンサーリンク
B'z/10thシングルの2nd beat「TIME」
そもそも「TIME」って?
B'zが1992年5月27日に発売した10thシングルの2nd beat(カップリング)。
発売当時は両A面シングルとして「TIME」もA面扱いだったが、現在では訂正され2nd beat扱いになっている。
A面「BLOWIN'」のアップテンポナンバーとは打って変わったシンプルバラードである。
>>>ついに"B'zらしさ"が炸裂した名曲!「BLOWIN'」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
ファンの間ではかなり人気が高く、2ndbeatでは最多の3作のベストアルバムに収録されている。
また、1992年に開催されたPleasureツアーのタイトルが『B'z LIVE-GYM Pleasure '92 "TIME"』と、この曲のタイトルを副題にしている。
なぜ「TIME」はファンからの人気が高いのか?
1998年に発売されたベストアルバム『B'z The Best "Treasure"』でのファン投票では5位、2008年に発売されたベストアルバム『B'z The Best "ULTRA Treasure"』でのファン投票では9位と、必ず上位に君臨している本作。
正直、個人的には可もなく不可もなくな1曲という感じだ。
"どうすれば時は戻る"というシンプルな願いを込めた歌詞は良いと思うけど、メロディーはそんなにキャッチ-でもないので印象に残りずらい。
いかにもカップリングらしい1曲というのが正直な私の感想だ。
でも、ファンからの人気は高い。
これはおそらく90年代のライブではよく演奏されていたということと、稲葉の実体験が忠実に再現されているからであろう。
稲葉は以下のコメントを残している。
自分の思い出の風景を切り取ったもの
稲葉は大学時代に横浜にいたので、特に横浜の風景が再現されていると言われている。
例えば歌詞に登場する"港が見渡せる丘"は横浜市の港の見える丘公園がモデルだったり。
出典:http://www.welcome.city.yokohama.jp
ようするに、稲葉の思い出の風景が忠実に再現された1曲というのがこの曲の人気のもとになっているのだ。
ひとこと
港の見える丘公園に行ったらこの曲を聴くのも良いかも
「TIME」のみんなの評価は?
ひとこと
名曲扱いされてるけど、個人的にはやっぱ微妙なんだよなぁ。。。
スポンサーリンク
ここからは管理人の「TIME」独自解釈!
【TIME/歌詞解釈①】失恋によって"現在"を嫌う主人公
一言でいえばこの曲は失恋ソング。
歌詞を見る限り、主人公は恋人にフラれており、非常に後悔していることが分かる。
そのためタイトルの「TIME」というのは付き合ってた頃に時間を戻してくれという主人公の想いがを反映している。
ただ面白いのが、時間を戻してくれという願いもあれば時間を進めてくれという願いも主人公にはある。
2番のサビの歌詞を引用したので見てほしい。
どうすれば時が過ぎる はげしい雨の街角で どんなにずるさを責めても 胸が痛むだけ
フラれてしまった主人公にとって、やはり自分を責めずにはいられないだろう。
そして後悔し自分が嫌になり、早くこんなツラい時間が過ぎてしまえば良いと思うだ。
もはや主人公は八方ふさがりである笑。
時間が進んでほしいし、戻してもほしい。
今という現在が本当に嫌なのだ。
ひとこと
失恋の傷がかなり深いっすね。。。
【TIME/歌詞解釈②】楽しかった思い出と悲惨な現状の比較
AメロBメロの歌詞はほとんど主人公の回想になっている。
1番のAメロBメロでは"港が見渡せる丘"へデートに行った思い出、2番のAメロBメロでは雨に濡れながら一緒に帰宅した思い出。
そしてそれぞれのサビでは、悲しい現状をそれらの思い出と比べて描かれる。
まずは1番のサビを引用したので見てほしい。
眩しい太陽の下で どれだけ涙流れても 静かに海は広がる
きっと主人公は"港が見渡せる丘"を独りで来たのだろう。
そこではあの頃のように晴れていたけれど、恋人がいないことに涙を流してしまうのだ。
また、2番のサビを引用したので見てほしい。
はげしい雨の街角で どんなにずるさを責めても 胸が痛むだけ
あの頃は雨に濡れても"不安のかけらも見えなかった"。
しかし今では雨に濡れ、ただただ自分のずるさを責めるしかないのである。
ひとこと
そうとう良い恋人だったんだろうなぁ
スポンサーリンク
まとめ
これ、失恋したときに聴いたらかなり胸にくるだろうな(^_^;)。
おそらく失恋の傷を余計えぐられるであろう笑。
個人的には微妙な1曲だけれど、ファンからの人気が高いのでぜひ聴いてみてほしい。
ひとこと
この曲のために横浜の港の見える丘公園に行くファンは絶対にいる